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光化門広場はドラマ『IRIS(アイリス)』が撮影された市民の憩いの場

景福宮(キョンボックン)の光化門前に広がる広場。
世宗(セジョン)大路という広い道路の真ん中に広がる広場です。
朝鮮王朝の開祖・李成桂は王が済むための景福宮(キョンボックン)を創設します。
正門である光化門の前に大通りを敷きました。
道の両側に漢城府、司憲府、議政府などの官庁と6つの行政機関(六曹)が並んで
いたことから、六曹通りと名付けられました。
日本統治時代には、光化門通りと呼ばれましたが、解放後の1946年より現在の
世宗路に改称されました。
2009年8月には、世宗路にあった16車線のうち中央6車線分の敷地を使った光化門広場が
完成しました。
ソウルの新たな観光スポットとなりました。
同年10月に世宗(セジョン)大王像が一般公開されました。
その翌月には、ドラマ『IRIS(アイリス)』のアクションシーンが撮影されたことでも
話題になりました。
2010年8月からは復元工事を終えた光化門が公開されています。
このあたりは、政府の建物も多く、日本で言ったら霞が関のような
ところです。
日本大使館も近いです。
ここは市民の憩いの場になっているようで、地元の人が多く、それぞれが
楽しんでいるように見えました。
光化門広場には、光化門近くに大きな世宗(セジョン)の像があります。
世宗(セジョン)は、朝鮮王朝の中でも最も大きな業績を残したといわれる4代王です。
3代王・太宗の三男で、王位継承権の低かった彼が、名君と言われる存在になるまでの
奮闘記は、ドラマ『大王世宗(テワンセジョン)』を見るといいですよー。
地下には、世宗(セジョン)時代の発明品やハングルの歴史などを紹介する「世宗(セジョン)
物語」、李舜臣の日記や亀甲船の模型などが公開された「忠武公物語」、そして伝説の
動物ヘチにまつわる「ヘチ広場」と3つの展示空間があります。
無料ですが、どのスペースも見ごたえたっぷりで、22時まで入場できます。
少し行くと李舜臣将軍像もあります。
李舜臣将軍は、李氏朝鮮中期に活躍した漢城(現、ソウル)出身の水軍の将です。
文禄・慶長の乱で、豊臣秀吉率いる日本軍を相手に活躍した救国の名将軍として、
韓国では国民的英雄なのです。
その功績をたたえて、像が作られています。
■展示館「世宗(セジョン)物語」「忠武公物語」
■住所 ソウル特別市鍾路区世宗路81-3
■電話 02‐339‐1114~6
■休館 月曜日
■料金 無料
■交通
地下鉄5号線・光化門駅2番出口直結地下鉄3号線・景福宮(キョンボックン)6番出口から
世宗路方面へ
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